【ザグレブ(クロアチア)18日=松田隆、大石健司】ムラードスト127との公式戦デビューを白星で飾ったクロアチア・ザグレブのカズ(三浦知良=31)を、現地紙がこぞって絶賛した。スポーツ紙がカズのプレー写真を1面に掲載。カズをこの試合のMVPとする新聞も出るなど、初戦からいきなり最大級の評価を受けた。また、カズは試合後に日本からの大報道陣を前に、満足そうに新天地での初戦を振り返った。
ザグレブでのカズへの評価は、デビュー戦から一夜明けて、さらに高まった。18日付の地元紙は、そろって大々的に取り上げた。唯一のスポーツ紙スポルツケ・ノボスティは、1面に頭でDFとボールを競り合うカズの大写真を掲載。「ミウラはマクシミルの観衆を魅了した」と絶賛した。さらに「だれもが彼の攻撃的なドリブル技術と、ブラジル人のようなヒールパスに酔いしれた」と続けた。また10点満点の採点でもGKラディッチ、MFシャリッチ、イエリチッチの7・0に続く6・5をつけられた。
最も評価の高かったのは一般紙のユタルニスト紙。「PKは外しても、彼の積極的なプレーは、間違いなく本物」とシャリッチと並ぶ7・5の点数と「マン・オブ・ザ・マッチ(MOM)」の称号を与えた。
各紙とも、この試合の取材のために、日本から集結した報道陣の数によっても、日本でのカズの存在のすごさをあらためて再認識した様子。「日本ではカズは本当にKING(王様)だった。日本から32人の記者と27人のカメラマン、テレビのクルーまでやってきた。一外国人選手のために(弱い)ムラードスト127との試合で、これだけプレス席が込み合ったのは、初めてだ」などと前代未聞の盛り上がりに驚きの記述も目立った。
18日朝には、カズもホテルのロビーに顔を出し、自分の写真の躍る現地紙を満面の笑みでチェック。「すごいよね。次も頑張らないと」と満足そうに話した。