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「ポイッとヒーロー」配信 開発に2年

[2015年4月13日15時0分]

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企画と運営を担当するポケラボ麓氏

企画と運営を担当するポケラボ麓氏

 ポケラボが、セガゲームスとの共同プロジェクトで開発したiOS、Android向けゲームアプリ「ポイッとヒーロー」が13日、リリースされた。

 同作は、スマホゲームアプリでは人気となっているジャンル「タワーディフェンスゲーム」にアクションや最大4人によるマルチプレーといった要素を詰め込んだもので、事前登録者数もすでに10万人を超えている。25、26日に千葉・幕張メッセで行われるニコニコ超会議でも、イベントを開催する予定の注目作だ。リリースを記念して、26歳にして同社のプロダクトマネージャーを務める麓俊介氏に話を聞いた。

-ついにリリースとなった

 麓 開発期間が長かったですね。今まで担当したゲームが半年、長くて1年経たずしてリリースできていたのですが、昨今の市場やユーザー様のニーズの変化があり、よりリッチなゲームの開発が必要になってきていて。構想からだと2年くらい。なので、やっとの思いでここまで来た、やっと届けられてホッとしている感じです。とはいえ、リリース後はユーザー様のご意見を真摯(しんし)に受け止めながら、改善、改善、改善と進めていきたいと思います。

-長い年月をかけてまでこだわった点、苦労した点は

 麓 こだわった点は「ポイッとヒーロー」というタイトルのとおり「ポイッ」とという動作に関する動き、仕様について。キャラクターをつかむ時に、どういう風にパネルから引っ張り上げると気持ちいいか、指にフィットするかを、細かな単位で日々調整しました。苦労したのは、何度トライしても本来最初に思い描いていた「マルチプレーでタワーゲームをやりましょう」というところをうまく実現できなくて、一度作り直したこと。しかも半年くらいたってから(苦笑)。相当、開発メンバー内でもハレーションが起きました。産みの苦しみはありましたけど、今思えばやってよかったなという感じです。

-人気ジャンルとなっている「タワーディフェンスゲーム」の魅力とは

 麓 タワーディフェンスゲームは、自分が考えた戦略を盤面上で実現して、最終的に敵を倒しきったり、対象を守ったりして勝利になる、自分が考えたものがはまったら気持ちいいというゲーム。詰め将棋などに近いゲーム性です。操作性も、激しいアクションが求められるわけではなく、じっくり一手を考えてボタンを押したりキャラクターを動かす程度なので、比較的やりやすいのではと思います。

-今回はそこに新たな要素を加えた

 麓 従来のものは、敵が来たのを確認したら、キャラクターを配置するまでだった。より情報の双方向性を増やしたくて、そこにアクション要素を付け加えました。たとえば敵が火の玉を吐いてきたら、キャラクターをポイッとつかんで避けてみたり。体力の減ったキャラクターに回復キャラクターを置いてみたり。状況判断をちゃんとすれば反応が返ってくるゲーム性にしました。

-リリース後には、ユーザーからの声が届くが

 麓 コアに遊ばれているユーザー様の声は、とてつもなく参考になるし、逆に始めたばかりの方の声も参考になります。どうしても僕らは長い時間同じゲームを触り過ぎて、盲目になってしまうところがある。「え、こんなこと分からないの?」と思うこともあるのですが、でもそれが初めて触った方の率直な意見なので、すぐに改善したいと思います。

-テスト段階での思わぬ発見は

 麓 性別の違いがおもしろく出ましたね。キャラクターを配置の仕方が違ったんです。男性はキャラクターの頭あたりをつかむのに、女性はおなかあたりをつかむ。なので、当初頭のあたりにしか反応しなかったのを、範囲を広くしたということもありました。

-ゲームをプレーする人にちょっとお得な情報を

 麓 このゲームはクリスタルという課金通貨が大切です。15日からイベントが始まりますし、今日から1週間はログインボーナスもあります。また、フレンド機能へ登録したり、対面プレー、友達招待でももらえます。

-最後のニコニコ超会議の予定を

 麓 まさに企画中です。マルチプレーの楽しさを、その場の方々と共感したいですね。あとニコ生を見られない、ニコ超に来られないユーザーの方に楽しんでもらえるキャンペーン、イベントをゲーム内で提供して、ニコニコ超会議をきっかけにひとつゲーム自体を盛り上げたいですね。

  • TL

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