調査結果は以下の通り（期間２０１４年６月１１日～１３日）

親と子どもの冒険への意向を聞いており、親と子の回答に差が見られる内容となった。

（１）８割以上の子・親が「冒険に行きたい／行かせたい」と回答！

　子どもが冒険に行きたい場所の１位は「宝島」、親が冒険に行かせたい場所の１位は「外国」

　「冒険に行ってみたいか／子どもに行ってほしいか」を聞いたところ、「冒険に行ってみたい」という子どもは８２．６％、「子どもに冒険に行ってほしい」という親は８３．７％となり、親子ともに、「冒険」に対して積極的な思いを持っていることがわかった。

　「子どもが冒険に行ってみたい理由」聞いたところ、「感動（わくわく）したい」（４５．０％）、「その場所に行ってみたい」（３９．３％）という回答が多く、子どもは冒険に対して「ワクワク感」を求めていることがうかがえる。

　一方、「親が子どもに冒険に行ってほしい理由」を聞いたところ、「そこでしかできない経験をさせたい」（５０．８％）、「非日常体験、普通の生活では味わえないことをさせたい」（４４．１％）という回答が多く、親は、冒険を「子どもの成長の機会」と捉えていることがわかる。

（２）「冒険に一緒に行きたい人／子どもと一緒に行ってほしい人」の１位は親子ともに「友達」子どもの２位は「父親」。親の２位は「ひとりで行かせたい」という回答。

　「冒険に一緒に行きたい人／子どもと一緒に行ってほしい人」を聞いたところ、子ども、親ともに、１位は「友達」（子ども３８．５％、親２９．６％）となった。子どもからは「仲間と共有したい」、「何があっても協力できる」という、友達とのつながりを感じさせるコメントが多く寄せられた。

　また、親からは「コミュニケーションを学んでほしい」、「助け合うことを学んでほしい」という家族以外のコミュニティーでの子どもの成長を願うコメントが寄せられた。

　子ども、親の差が表れたのが２位以下で、「子どもが冒険に一緒に行きたい人」の２位は「父親」（１９．３％）、「親が冒険に子どもと一緒に行ってほしい人」の２位は「ひとり」（２５．５％）となった。

　子どもが「父親」と回答した理由のコメントには「尊敬」、「頼れる」、「力強い」、「助けてもらえるから」、「安心」などのキーワードが挙がり、父親が子どもから「頼もしい存在」として信頼されていることが読み取れる。

　一方、「ひとり」と回答した親の割合は、子どもの約３倍以上で、理由としては、「自立してほしい」、「成長してほしい」、「強くなってほしい」というコメントが寄せられ、子どもの成長を願う親の気持ちを表す結果となった。

（３）親子が選ぶ「冒険の三種の神器」は、「水・食料」、「カメラ」、「地図」

　「冒険に出るとき、３つだけ持って行けるとしたら持って行きたいもの／持って行かせたいもの」を聞いたところ、子ども、親ともに、「水・食料」（子ども１位、親１位）、「カメラ」（子ども２位、親３位）、「地図」（子ども３位、親２位）がトップ３となった。

　生きていくために必要な「水・食料」は、親子ともに６割を越え、２位以下に大きく差をつけて１位に。

　選んだ理由として、「食べ物や水が無いと困る」（小学２年生男子）、「生きていくうえで必要」（小学２年生女子の母親）などのコメントが多数寄せられた。

　「カメラ」を選んだ理由としては、「景色を皆に見せたい」（小学２年生女子）、「子どもから、いろいろな感動を映像で教えてもらいたいから」（小学５年生女子の母親）などのコメントがあり、冒険で見たものを周りの人に共有したいという子どもの気持ち、冒険でどんなものを見たのか知りたい親の気持ちがうかがえる。

　「地図」を選んだ理由としては、「冒険には必要」（小学５年生女子）という、「冒険といえば」というイメージで選択した回答と、「自分がどこにいるかわかるから」（小学２年生男子）というコメントがあり、自分の頭で考えて道具を使おうとしている姿勢がうかがえる。

　また、親からは「自分のいる場所がわからないと不安だろうから」（小学３年生女子の母親）という、子どもを心配する親心や、「地図を見て、自分で動くのが冒険」（小学校５年生女子の父親）、「地図を見て、自分の足で歩いて欲しいから」（小学６年生女子の母親）という、自分で考えられる子どもになって欲しいと感じる親の願いが読み取れた。

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