政府発表のデータによれば、昨年の賭博関連の売上は全体で1992億ウォン増加し前年比で約1％成長。データに含まれる賭博の種類は、カジノや宝クジのほか競馬やボートレースなどのスポーツ賭博も含まれる。

　しかし一方で、成長の鈍化の兆しも見られる。2011年、賭博売上は前年比5％増加し、続く12年も6.5％増を記録したが、13年は0.6％の増加に止まった。カジノに限定すれば、現在、同国のカジノは中国人観光客の伸びとマカオを回避するVIP客の増加で潤うが、今後の中国政府の政策しだいで需要が低下する可能性もある。韓国政府の予測では、2015年の賭博関連売上は、主にカジノと宝クジの需要拡大で年間20兆ウォンに達する見込みだという。（PiDEA）