ベトナム中部のトゥアティエン・フエ省で同社が運営する「バンヤンツリー・ランコー」内に開業する予定で、同社会長のホー・クォンピンが地元当局の幹部に対しカジノ開設の許可を求めた。これを受けてトゥアティエン・フエ省の現地当局は声明を発表し、バンヤンツリーのカジノ開設を支持するとともに、カジノは地域に利益をもたらすと歓迎の意を表明している。１９９２年以降、ベトナムではマシンカジノ５０軒とカジノ７軒に営業許可が与えられているが、観光業の振興を目的に現在もクアンナム省やキエンザン省、クアンニン省など全土でカジノ開発計画が持ち上がっている。なお、バンヤンツリーのカジノ営業の承認時期や施設内容など詳細は今のところ明らかにされていない。

　バンヤンツリー・ホールディングスは、シンガポールに拠点を置き、東南アジアや中国、マカオなどで２９の高級ホテルリゾートを展開。「バンヤンツリー・ランコー」は、同社初のベトナムのホテルリゾートととして昨年３月にオープンした。（ＰｉＤＥＡ）