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中国人ハイローラー マカオ離れ進む
[2014年10月6日10時38分]
中国政府の汚職が浪費に対する取締りの影響で、中国人ハイローラーのマカオ離れが進んでいるようだ。
マカオのゲーミング売上が3カ月連続で前年割れを記録する一方で、ラスベガス・ストリップは中国人ギャンブラーの増加で好調に売上を伸ばし、メルボルンやマニラのカジノもプライベート・ジェットで中国人VIP客を取り込もうとする。
ラスベガス・ストリップ最大のカジノオペレーターであるMGMリゾーツインターナショナルや、Wynnリゾーツは最近、ともに投資家の予想を上回る業績を収めている。これらの牽引役となっているのは中国人VIPの好むバカラの売上だ。アナリストによれば、ジャンケットオペレーター達は中国政府の目が届きやすいマカオを避けて、オーストラリアやアメリカ、ヨーロッパなどにVIP客を案内しているのだという。
フィリピンのソレア・リゾートを経営するブルームベリーなどは、ジャンケット・オペレーターにマカオをよりも高いコミッションを提示しているという。こうした流れを受けてマカオのオペレーター各社の間では、VIP市場よりもよりマージンの大きいマス市場に力を入れる動きが目立ち始めている。(リゾカジ.com)