対戦型カードゲーム「Shadowverse」(シャドウバース)の世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2018」が15、16日に千葉・幕張メッセで開催された。各予選大会を勝ち抜いた24人による世界一決定戦は、よしもとLibalent所属のふぇぐが優勝し賞金100万ドル(約1億1000万円)を獲得した。

決勝はTempo Storm所属のPotwasherとの対戦。先に3戦とった方が優勝というところ、互いに譲らず2―2となり最終戦に突入する。デッキはともにドラゴン。ふぇぐは後攻で、先に仕掛けたのはPotwasherだった。「オルカの大渦」から「オルカ」トークンを盤面に出し、「ドラゴニュートの威圧」でふぇぐの体力を削る。中盤からふぇぐが反撃。体力が10―19となったところから、「原初の竜使い」「ドラゴスネーク」を出し「オルカ」を対処する。それでもPotwasherが徐々にふぇぐの体力を削っていく。

7ターン目。相手の手の内が分からないなか、ふぇぐは4―12と苦しい展開に。ここで「侮蔑の信者」「竜の託宣」「純真の歌い手」でドローを重ね、盤面を手厚くできる「ポセイドン」を引く。相手体力を削って4―2と逆転すると、Potwasherの手札では及ばずふぇぐが勝利した。

勝利の瞬間、絶叫したふぇぐは「最高」と一言。昨年の同大会では優勝に及ばず、よしもとLibalent所属となりリーグ戦に参戦した。「リーグ戦ではふるわなかったけど、あきらめないで続けた結果」と胸を張った。優勝するためにはデッキを3パターン整えないとならない。ウィッチデッキを仲間と練習し「寝てない。朝まで練習していた」と明かした。ウィッチデッキでは理想的なカードの流れもあり勝利した。ふぇぐは「Libalentのメンバーに伝えたい。(Shadowverseは)夢がありすぎる」と声を張り上げた。