<徹底解説! スプラトゥーン界のイカしたプレーヤー10人◇原稿:望月もち>

公式大会〝第4回スプラトゥーン甲子園〟の地区予選が終わり、1月の全国決勝大会に向けて盛り上がりを増していく「スプラトゥーン2」。選手や動画投稿者、配信者など、シーンをリードしていくトッププレーヤーたちの存在は、スプラトゥーンの魅力の1つといえる。今回は、トッププレーヤーの中から、選手として活躍している人物を紹介していく。

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【むしきんぐ選手】

むしきんぐ選手は、「スプラトゥーン2」の生配信をメインに活動するプレーヤーだ。〝スプラトゥーン甲子園〟では全国大会優勝チームのリーダーの経験を持つ。現在はCool&Coolと呼ばれる強豪チームのリーダーとして、スプラトゥーン界の最前線に立っており、18年12月に行われた〝スプラトゥーン甲子園 オンライン予選リーグマッチ〟では3位に入賞している。

むしきんぐ選手の強みは、メインの使用ブキであるスプラマニューバー系統やスプラシューター系統の前線での撃ち合いの強さや、スペシャルウェポンであるジェットパックの命中率もさることながら、1番はチームリーダーとしての能力の高さだろう。

僕自身、むしきんぐ選手とチームを組む機会は多く、彼のチームメンバーとして多くの場面で支えられてきた。ストイックな性格の彼は、練習の中では厳しいながらも参考になるアドバイスを多くかけてくれたり、〝第2回スプラトゥーン甲子園〟で、本番の直前に緊張を感じていた僕に対し、「どのチームよりも練習してきた僕たちなら絶対に勝てる」と何度も声をかけてくれたことがあった。大会にかける想いを語ってくれたこともあった。

チームを引っ張るプレーヤーが、その意志をメンバーに伝えるからこそ、チーム全体でモチベーションを維持することができる。リーダーとして必要不可欠な、人を引きつける力を持っているからこそ、数多くのチームのリーダーとして活躍し続けられるのだろうと思っている。

これからもトッププレーヤーの中のリーダーとして、多くのプレーヤーをリードしていく存在であるだろう。

◆望月もち(もちづき・もち)1996年(平8)2月5日生まれ。「スプラトゥーン」プレーヤー兼、フリーランスのゲームライター。「チームが求める働きを達成する」をモットーに、公式大会〝スプラトゥーン甲子園〟で、史上4人目となる3度の全国大会出場の実績を持つ。