両社の対決は2015年10月以来。勝利したCAへのリベンジマッチの条件として、サイゲームスが他社との対抗戦勝利が出されていたが、今年2月のバンダイナムコオンラインおよびバンダイナムコスタジオ合同チーム戦に勝利したことでクリア。念願のリベンジマッチへとこぎ着けていた。

　この日のルールは3本勝負のオリジナルルール。1回戦では、各チーム6選手が半荘3回戦ずつ戦った合計順位で競われ、サイゲームスが37対41（39で引き分け）で先手を取った。2回戦は各チーム2人1組のペアを計3ペア作り、先鋒・次鋒・副将として半荘1回戦で対決。CAが2勝1敗で制した。

　タイで迎えた最終3回戦は各チーム代表のペア同士の半荘1回戦勝負。東場をCA7000点リードの僅差で折り返すと、サイゲームスは南2局の親番をいかし逆転。1万3800点リードでオーラスに突入すると、連荘でリードを広げそのまま逃げ切った。企業対抗戦の経験豊富で、さらにお互いの手の内を知り尽くした両社の対決だっただけに、実力伯仲の好ゲームとなった。

　◆麻雀企業対抗戦　CA代表取締役社長の藤田晋氏が麻雀最強戦2014（竹書房主催）で優勝したことをきっかけに、2015年2月にスタート。当初はCAとの対戦が主だったが、2016年からは別の企業同士の試合も増えている。2015年は東京・渋谷に本社を置くIT企業4社による「麻雀渋谷頂上決戦」や8社対抗による「年度代表者決定戦」、2016年7月にはCAと出版社3社のよる4社対抗戦も行われた。