オーラスを迎えた段階で４着とはいえトップの金子正輝（最高位戦日本プロ麻雀協会）とはわずか３３００点差。オーラスは親とあって逆転の芽は十分にあった。順調に手を進めたが、単騎の東で待つ加藤にあっさりと振り込んでしまった。井出は「（加藤に振り込んだ）最後の東はさすがに止まりません」と２回戦に関しては白旗を上げた。しかしトータルポイントでは２位の金子とはわずか１７．５ポイント差の３位。最終戦に向けて「加藤さんが勝ち抜け決定で、僕と金子さんと中野さんの３人からどうなるかというところですが、何とか（決勝進出の）２人目を目指したいと思います」と意気込んでいた。