２万８００点で迎えた南２局３本場、新津の待ち牌を抑えながらリーチを打つと、見事ツモ上がりし、リーチ・ツモ・ドラ２の８０００点（＋９００点、供託２０００点）。これには実況・解説陣も「強すぎる！」と感嘆の声をあげた。その後もリードを保ちつつ、オーラスも追い上げを断ち切る上がりで終了。堂々と勝ちきった。「たまたま上がった時に裏が乗って、満貫になったのが大きかったなと。最後は辛うじて逃げ切りました」。トータル首位で迎える最終戦には「最後に何とか頑張って、いい結果を残したいと思います」を初代王者へ意欲十分だった。

　３回戦の各選手の得点は１着中野浩一３万５００点、２着２着新津潔プロ（最高位戦日本プロ麻雀協会）２万５３００点、３着忍田幸夫プロ（麻将連合）２万２６００点、４着井出洋介プロ（麻将連合）２万１６００点。

　決勝のトータルポイントは１位中野＋３９．１、２位新津＋１６．７、３位井出＋１３．６、４位忍田▲６９．４。

　第１回日刊スポーツ杯争奪　スリアロトーナメント最終戦となる決勝４回戦は７月３０日に放送される。ＵＲＬはhttp://live.nicovideo.jp/watch/lv170684407。