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麻雀・勝間和代プロ 本気でタイトル狙い

[2015年1月15日17時57分]

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 経済評論家の勝間和代氏(46)が、プロ麻雀団体のひとつ「最高位戦日本プロ麻雀協会」のプロ試験に合格したことをブログで明かした。これまでもゲームやオートバイなど、多趣味ぶりを見せていたが、今回の麻雀も周囲が驚くほどの熱心ぶり。わずか1年あまりでプロ合格までたどり着いた勝間氏は、話題づくりのつもりはまるでなし。それどころか本気でタイトルを狙っている。

 昨年収録された麻雀番組の記者会見で、その当時から徹底したデジタル麻雀論を展開していた。「数は多くはないが、麻雀では覚えるべき数字がある」「絶対的に点数が高い親のリーチにやたらと突っ込んでいく人が分からない」「捨て牌は見るが、相手の気配なんてどうせ分からない」。記者から発せられる運や流れ、気配といったものにまるで興味がない様子だ。本気で麻雀に取り組んでから、麻雀に関する本を大量に読み込み、プロの指導も受け、その上で麻雀も自身の得意分野である確率・統計の上に成り立つものだと確信したという。

 これと決めたら熱中する性格か、上昇志向も半端ではない。紹介してもらったプロに指導を願い、時間が空けば行きつけの雀荘で半荘2回でも実戦に挑む。仕事の合間、移動中はもっぱらオンライン麻雀だ。ここでも大物手を上がった、何連勝したという思い出は一切なし。注意しているのは平均順位や振り込み率といった、自身のデータだ。「知り合いの女性プロは、振り込み率が10%を切ったりする。それは考えられないくらいすごいこと」。ドラマチックな役満には目もくれず、超現実派の打ち筋は現在のプロ麻雀界の主流でもある。

 プロになる前からも、最高位戦の社会人リーグに参戦していた勝間。話題づくりのプロ入りどころか、ようやくプロたちと打てる喜び、タイトルを目指せる喜びの方が大きいはず。まったくの別業界からやってきた刺客に、麻雀プロたちがどう迎え撃つのか。プロ麻雀界に新風が吹き込むのは間違いない。【K松】

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