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パチプロの打ち様(第3回)

[2014年7月18日10時17分]

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新たな台を探しに店を移動する丈幻氏

新たな台を探しに店を移動する丈幻氏

 「機種名は伏せてください」と言いながら丈幻が座ったのは、おそらく日本中のどこにでもある、とある甘デジだった。

 前回、プロの着目ポイントは玉が増える機種だと書いた。どんな機種でも、どんなホールでも、座ればザクザク玉を出す、それがパチプロと思い込んでいる人がかなりいるが、それは全く違う。打って得する機種、あまり得しない機種というのは確実に存在する。

 電チューをイメージしてほしい。確変中や時短中は、電チューがパカパカ開いて玉持ちを良くしてくれるが、開くタイミングで玉を打ち出せば(いわゆる止め打ち)、1個の入賞につき、2個や3個の払い戻しがあるので玉は増えていく。ただ、どんな機種でもそれが可能かというと、そうではない。電チューの開閉具合や釘具合によって、電チューを狙っても効果がない機種もある。

 当然、パチプロの狙いは効果の高い機種なわけで、これを技術介入性の高い機種というのだが、ここ数年のインターネットの普及はパチプロにも大きく影響を及ぼしている。機種情報や止め打ち方法が、あっという間に拡散するようになった。となるとホールもすぐに対策をしてくるわけで「得する機種の得する打ち方」が死活問題であるパチプロにとっては、由々しき問題。丈幻が機種名公表を拒む理由である。

 もっともこの日の狙い台のひとつである「リオ」については「書いてもらっても大丈夫」。「リオ」のお得ぶりが既に世間(といってもパチンコ上級者の世界だが)に広まっているからだという。

 結局は丈幻が「某機種」、フナムシが「リオ」に座って実戦をスタートしたのだが、甘デジらしく簡単に初当たりを引いて連チャンもした丈幻が「ちょっとしんどいな」と言い、なかなか当たりの来ないフナムシが「行けそうなので頑張ります」と、大当たり状況とは逆のセリフ。このあたりがパチプロのノリ打ちらしいところなのだが、丈幻については、出玉はOKだが回転率が不満なのだという。要は刹那的な当たった当たらないことより、期待値が足りないということ。

 店移動も考え始めた丈幻。狙いは次の店舗でも甘デジなのだが「収支が安定するから甘デジを打つのですね」と、よく言われるという。だがそれは全く違う。甘デジが当たりやすいので勝ちやすいのでは、もちろんない。その理由を聞いていたところ、フナムシに象徴的なことが起きていた。(文中敬称略)

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