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パチスロ型式試験変更で会見

[2014年9月24日10時44分]

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 9月12日、日本電動式遊技機工業協同組合(里見治理事長/日電協)と日本遊技機工業組合(金沢全求理事長/日工組)は先般、警察庁から指摘されたパチスロの型式試験における不適合事由、並びに、保通協による型式試験時の出玉率検査の変更についての伝達について、日電協事務局で説明を行った。(出席者:日電協=佐野慎一技術委員会委員長、原田専務理事、中西技術部長/日工組=山澤常務理事)

 本件の説明にあたった中西技術部長ははじめに「8月28日、警察庁より型式試験等において不適合となる性能が散見されることから型式試験申請時には留意することと、型式試験における試射試験の方法についても一部変更する事が伝えらえた」と経緯を話し、配付資料に従いその要点を説明した。

 まず不適合事由の中で行政から指摘されたポイントは次の3点。(1)役物作動時の出玉率が通常時よりも下がるもの (2)客に不利益となる指示機能を有するもの (3)客が遊技の結果を誤認するおそれのある演出

 以上が指摘されたとし、このうち(2)は当該ゲームで最大の払い出しとなる役物をナビしない機能、(3)はいわゆるベルナビの事で、当選役はリプレイだが、有効ライン外で同一図柄が揃い点滅させるなどの演出をしているものだと説明があった。

 試射試験方法については本日、9月16日からの保通協への申請持ち込み分より最低の出玉率(55%)の試験を行う試射試験においてART中も出玉率が最低となる打ち方で行うこととなったと発表。この試射試験の変更による影響の概要として、ノーマルタイプは影響なし、A-ARTタイプ(純増1.5枚程度 ボーナスあり)はほぼ現状維持、ATタイプ(純増2枚以上)は通常ベースが現状より高くなると見通しが伝えられた。

 今回の警察庁からの指摘に対し、意見を求めらた佐野技術委員長は「諸元表に記載されたものを型式と呼ぶが、5号機の初動は排気量に例えると 1800-2000CC程度だった。(現状のものと比較して)それが同じ型式なのか、という事ではないでしょうか」と話すとともに、今後市場への影響については「各自の努力だが、いずれも早急にあわせてくるだろう」と述べ、長期間にわたる市場への供給不足といった事態にはならないとの見解を示した。(PiDEA)

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