「斎藤ルーム」はいつでもオープンしてます。斎藤佑樹投手(1年=早実)擁する早大ナインが3日、キャンプ地沖縄入りした。空港には約300人のファンが出迎え、相変わらずのフィーバーぶり。今キャンプは新1年生も参加し、昨年とは違い上級生としての立場がある。「後輩へのアドバイス ?

 そうですね。分かることなら」と受け入れる考えだ。

 ただグラウンドでは「自分のことで精いっぱいだと思う」と練習に集中し、ホテルの部屋や移動中は気軽に応じるつもりだ。新1年生の中には一昨年の夏の甲子園で「ほほ笑み王子」として人気者となった大野健介投手(18=静岡商)ら有力選手が多い。10日間のキャンプで、弟子入り志願者が続出するかもしれない。

 4日からは、前半5日間で1000球の投げ込みを行う。「去年と違って自分のやりたいことができる。フォームを固めて真っすぐを強くしたい」と意気込む。日本ハム中田、ヤクルト佐藤由など、今年のプロ野球はルーキーの話題が豊富。「アマチュアの見本になるように頑張って欲しいです。負けたくない ?

 そうですね」と話した。

 温暖な沖縄で、春のリーグ戦に向けペースを上げる。「2年目はいろいろなことに挑戦したい。去年とは違った大きい自分を見せたい」とさらなる成長を誓った。【前田祐輔】