<東京6大学野球:早大0-2明大>◇第6週最終日◇19日◇神宮
早大・斎藤佑樹投手(2年=早実)が、右太ももに打球が直撃するハプニングで途中降板した。明大との首位攻防戦3回戦に先発。4回1死から岩田慎司投手(4年=東邦)のピッチャーライナーが直撃した。チームも0-2で敗れ、勝ち点を落とした。斎藤は都内の病院で「右足大腿(だいたい)四頭筋外側部打撲」で全治2週間程度と診断され、最終週の早慶戦(31日~)登板が微妙になった。
クールな斎藤が、激しく顔をゆがめた。4回1死、相手エース岩田に139キロの直球をジャストミートされた打球が、右太ももを直撃。その場で動けなくなり、応武篤良監督(50)らに両肩を抱えられてベンチへ下がり、そのまま交代した。ボールは足元に落ちたため、すべての衝撃が軸足太ももにかかったことになる。
相手ベンチも肝を冷やした。明大・善波達也監督(45)は「普通ピッチャーはボールを追い掛けてから『痛い』となるけれど、その場から動けなかった。心配です」と気遣った。直後の5回裏にはマネジャーと病院に向かった。付き添った連盟関係者には「当たった時、しびれました」と口にしたという。最後は自力歩行で車に乗り込み、全治2週間の診断。早慶戦の登板は微妙になった。
斎藤の後を受けた投手陣が踏ん張れず、チームは敗れた。打撃陣も3安打に抑え込まれた。自力優勝が消滅し、応武監督は「選手は一生懸命やりました。負けた原因は監督の私にある。ねぎらってやろうと思います」とだけ言い残し、会見場を去った。
リーグ戦初3連投の斎藤に、今季初黒星がついた。4回1死までに82球を要し、3安打4四球。本調子ではない中、粘りの投球で無失点に抑えていた。明大が立大、法大を破れば、早慶戦は消化試合になる。4季連続Vに暗雲が立ち込めた。【前田祐輔】



