<東京6大学野球:早大2-2法大>◇第3週初日◇26日◇神宮
早大は2-2で法大と引き分け、斎藤佑樹投手(3年=早実)のリーグ通算20勝はお預けになった。1点を追う9回裏2死二塁から杉山翔大捕手(1年=東総工)が同点適時二塁打を放った。先発の斎藤は5回6安打2失点、74球で降板した。法大は加賀美希昇投手(3年=桐蔭学園)が9回2死まで1失点に抑えたが、好投が実らなかった。
負けを覚悟した斎藤が、1年生女房のバットに救われた。1点を追う土壇場9回裏2死二塁、杉山の打球が左翼手のグラブをかすめて抜けると、ベンチ前に飛び出して喜んだ。「バッティングがいいのは分かっていたけど、1年生の怖いもの知らずというか。本当に打つんだから、本物のスラッガー」と感謝した。引き分けに持ち込み、昨秋の法大1回戦以来となる黒星は免れた。
「平成最速」の通算20勝をかけたマウンド。「この試合で決めたいというのはあった」と力が入った。1回1死満塁から外角への126キロスライダーを中前に運ばれた。「立ち上がりに点を取られたのは悔しい。真っすぐの走りは良かったけど、コントロールが悪かった」と反省する。1回に3安打1四球で2失点。味方好守にも助けられ、2回以降は要所を締めたが、5回で代打を告げられた。
この日の神宮は、プロとの併用日だった。昨季までバッテリーを組んだ横浜細山田に勝利を贈りたかったが、逆に1年生女房に助けられた。
74球で降板し、余力はある。「明日チャンスがあれば投げたい」と連投を志願した。4回戦までもつれた昨秋の法大戦は、3試合に先発して勝ち点を挙げた。通算5敗中2敗を喫する天敵。先発は28日の3回戦が濃厚だが「疲れはないです。2戦目、3戦目になると強いというジンクスがある」とスクランブル登板に備える。【前田祐輔】



