<東都大学野球:東洋大5-1国学院大>◇第4週初日◇29日◇神宮

 5連覇に挑む東洋大が国学院大に先勝、開幕から負け知らずの5連勝(1分けを含む)とした。4番林崎遼内野手(3年=東洋大姫路)が3ランを含む3安打3打点と大暴れ。投手陣は3人のリレーで国学院大を2安打1失点に抑えて逃げ切った。

 東洋大4番林崎の3ランが勝負を決めた。6回、1点を勝ち越しなおも続いた一、三塁から左翼席にたたき込んだ。林崎は「早く投手を楽にさせたかった。4番はいいところで回ってきますから」と話した。開幕時は6番。それが4番打者の不振もあって、第3週の立正大戦から新4番を任された。打撃陣の不振を嘆いていた高橋昭雄監督(60)も「今日は林崎。やっとスイッチが入ってきたかな」とお褒めの言葉。林崎は「今日は監督の前でも堂々としています」と胸を張った。