<関西学生野球:同大5-3近大>◇第7節2日目◇11日◇わかさ

 同大が近大から6季ぶりの勝ち点を挙げた。初回に黒木一有(かずなり)内野手(4年=東筑紫学園)の2ランで先制。平川貴大投手(2年=上宮太子)が8回3失点と力投し、近大に連勝した。勝ち点を2とし、勝ち点3の首位立命大との最終節(24、25日・わかさ)に12季ぶり優勝の望みをつないだ。近大は勝ち点2で全日程を終えた。

 同大は最速147キロ右腕の平川が近大の連覇を封じた。ドラフト上位候補の荒木貴、藤川をともに4打数無安打に抑え通算2勝目。「これまでは近大の打者にレベルの違う威圧感を感じていたけど、大学初勝利で自信が出て来た」。同大が近大戦を無敗で終えたのは04年9月以来。藤井と平川の2枚看板で、渡辺亮(阪神)を擁した03年秋以来の優勝を目指す。