早慶両校の応援団が見守る中、明大の優勝セレモニーが始まった。善波達也監督(47)が3度、宙に舞った。同監督は「2勝1敗が3カードもある。粘ったら最後にウチに(優勝が)転がり込んできたんです」と話した。
第3週の早大戦に連敗。直後には、エース野村祐輔(2年=広陵)ら部員が新型インフルエンザに感染した。それでも3カード続けて勝ち点を挙げ、優勝につなげた。「他校も感染したんですから。ただ回復は早かったかな」と善波監督。野村は5日間の隔離生活のあと、わずか5日間の練習で先発し、勝利を挙げた。
今夏から栄養士を招き、食事はもちろん、水分補給に至るまで改善した。野村の復帰にも特別メニューを組んだ。野村は「体重が2キロぐらい落ちたんですが、補助食品もとりながらやりました」。春の法大戦で脱水症状を起こしたことを反省材料にした。
善波監督は「投手が大崩れしなかったので粘れたかな」と振り返る。野村不在で奮起した西嶋一記(3年=横浜)が3勝、野村も3勝。ともに防御率1点台でリーグ1、2位だった。これで14日に始まる明治神宮大会に出場できる。「日本一です」。野村が力強く言い切った。【米谷輝昭】




