大学野球の東北王者、東北福祉大は6日、6年ぶりの全国王座奪還に向けて新年のスタートを切った。昨年12月25日から自主トレを続けていた部員約80人が再集合。恒例の幹部任命式では新主将の阿部俊人、副主将の荻堂大輔、桑鶴雄太、中村悟(いずれも3年)らが大竹栄部長(66)から委嘱状を手渡された。

 山路哲生監督(43)は「去年より大人になろう。何が大人なのかを常に考えよう」と訓示。阿部新主将は「大きな目標は日本一ですが、練習やキャンプで小さな目標をクリアしたい。プレーで引っ張りたい」と語った。任命式後、午後7時から室内練習場で本格始動。山路監督は「2月の沖縄キャンプまで打撃を中心に早めに仕上げたい。今年は勝ちたい」と全国制覇を目標に掲げた。