東都大学リーグのニューヒーロー、亜大・東浜巨(なお)投手(1年=沖縄尚学)の夢は先生だった。7日、東京・西多摩郡の同大グラウンドで始動し、2年生となる今春から社会科の教員免許を取得する人生プランを明かした。「野球を辞めたら沖縄に帰って先生がしたい」と目を輝かせた。

 教職課程を履修すれば授業の負担は大きくなる。教育学部に通う早大・斎藤佑樹投手(3年=早実)はその理由で断念した。ただ東浜は「練習時間は減るかもしれないけど、歴史とか暗記するのが得意」と燃えている。この日は早速ブルペン入りし、立ち投げで約80球の投球を行った。

 年末年始は沖縄に帰郷してリフレッシュ。黒く焼けた顔で「半袖で過ごせました」と笑った。ルーキーイヤーの昨年は年間9勝。今季の目標は「1年で2ケタ勝ちたい。2年目のジンクスとは言われたくない」と力強かった。