早大・斎藤佑樹投手(3年=早実)の大学ラストイヤーへ、早大グラウンドが人工芝に生まれ変わる。東京・東伏見の同大グラウンドを神宮球場と同じ素材の全面人工芝球場に改修することが19日、分かった。完成予定日は3月10日。同14日に竣工(しゅんこう)式を行い、16日にオープン戦を行う。

 早大は2月26日~3月12日まで米国ロサンゼルスキャンプを予定。渡米中に作業を行うことで、調整の遅れは最小限にとどめる。これまで砂ぼこりが近隣住民の迷惑になるなど、人工芝化は斎藤が1年時から大学側に要請してきた。かねて応武篤良監督(51)は「試合をする場所と同じ環境の方が選手のため」と話していた。左翼後方のブルペンはそのままの予定だが、ドラフトイヤーの斎藤には施設面の充実は何よりの後押しになりそうだ。