今秋のドラフト上位候補、法大の150キロ右腕、加賀美希昇投手(3年=桐蔭学園)が17日、千葉・鴨川市で春季キャンプを開始した。早大、明大、立大と3校が米国キャンプを行う中、例年通りの球場で夜間練習後の午後10時30分消灯、外出禁止と“軟禁”状態でストイックに追い込む。「3連戦、4連戦でも全部投げ切る体力を付けたい」と誓った。1月7日の始動から週5~6回100球以上の投げ込みを行い、すでに3000球に及ぶ。初日から約5キロの山間ロードを走って宿舎に戻った。金光興二監督(54)は「昨年勝ったことで、もう1度日本一になるという強い思いがある」と、選手たちの意識の変化を感じている。