<東京6大学野球:早大3-2立大>◇10日◇神宮

 同点の8回に登板した早大・大石達也投手(4年=福岡大大濠)は、150キロ台の直球を連発して通算7勝目を挙げた。2イニングを無安打4奪三振。打者3人目で自己最速タイの154キロをマークすると、スタンドがどよめいた。高校時代より体重が10キロ近く増え、球速は8キロ増。冬場にはテークバック時のひじの角度と体重移動を修正し、切れが増した。この日も走者を出さず「入りは今までで一番いい」と手応えを感じた様子。一方でひじの使い方などのフォーム修正が完ぺきでないことから「今日は60点。まだまだこれからです」と自分に厳しかった。