最速157キロ右腕、中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)が18日、19日からの大学日本代表選考合宿に向けて全快をアピールした。リーグ戦終盤、右ひじの違和感を訴えていたが、この日は東京・八王子市の同大グラウンドで36球の投球練習を行った。「もう全然大丈夫です。前回選ばれたからといって気の緩みはない。世界と戦えるように、しっかり結果を出したい」と気持ちを高めた。

 3日間紅白戦を行う予定の平塚球場では、選考合宿初となる球速表示を行うことが決まった。今春バックスクリーンを改修。これまでの選考合宿はスタッフの手動計測だったが、初めて球場スピードガンを使用する。大学生最速を誇る沢村のほか、早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)、大石達也投手(4年=福岡大大濠)、最速155キロの東海大・菅野智之投手(3年=東海大相模)ら実力者が参加する。