今季限りで勇退する欽ちゃんが、12年シーズンの電撃復帰を宣言した。萩本欽一監督(69)率いる茨城GGが24日、群馬・太田市で行われた都市対抗北関東2次予選で全足利クラブに0-4で敗退。早くも今季の主要公式戦がすべて終了してしまった。監督ラストイヤーの都市対抗初出場を目指したが、選手の涙とともに、夢と終わった。

 欽ちゃんは「終わっちゃったよ~。東京ドームに行ってサヨナラを言いたかった」と無念の表情。今季で勇退し、来季以降はクラブ選手権に限り指揮を執る予定だった。ところが「来年は辞めるけど、また帰って来いって言われているみたい。ユニホームは脱ぐんじゃなくて、タンスに置いておくの」と急転。再来年シーズンは再び都市対抗出場を目指して、完全復帰することを宣言した。「選手は誰も辞めない。これじゃスッキリしないの」。勇退から一転、1年間の休養へ。少し寄り道して、欽ちゃんはまた野球に帰ってくる。