<東都大学野球:中大3-2青学大>◇第1週3日目◇6日◇神宮

 中大が延長12回の末、青学大にサヨナラ勝ちした。北海道出身の最速152キロ右腕、鍵谷陽平投手(2年=北海)が5回1/3を1安打無失点。4日の初戦から3連投となったが、150キロを超える直球で押し、逆転勝利を呼び込んだ。青学大との対戦成績は1勝1敗1分けとなったため、7日の第4戦で勝った方が勝ち点を得る。最速157キロ右腕、中大・沢村拓一投手(4年=佐野日大)は登板しなかった。

 中大・鍵谷が、沢村に負けない剛速球で逆転勝利を呼び込んだ。延長11回2死三塁、4日の初戦で2ランを許した5番下水流(しもずる)昂外野手(4年=横浜)を、この日の最速151キロで見逃し三振に仕留め「悔いのないよう、強い真っすぐを投げた」と胸を張った。毎晩、沢村とシャドーピッチングを行い、直球を磨いた成果が出た。また、高橋善正監督(66)は、7日の沢村の登板について「難しい(判断だ)ね。本当は投げさせたくないんだけどね」と話した。