今秋ドラフトの目玉、早大・斎藤佑樹投手(4年=早実)が、週明けから両親を代役に立ててプロとの面談に臨む。立大戦前日の15日、東京・東伏見の早大グラウンドで練習を公開。応武篤良監督(52)は「1つ1つの球団がどのような考えをお持ちか、どんな体制なのか。受け身はつらい部分がある」と説明。リーグ戦中のため斎藤本人は出席しないが、監督と両親で調査書を提出した球団と面談する。立大戦後の約1週間をメドに、プロ側の考えを直接聞くことになった。

 この日は斎藤、大石、福井の3選手が、プロ志望届提出後、初めてプロへの思いを語った。斎藤に対してはすでにヤクルト、ロッテが1位指名を公言する。「くじ引きなので、天命を待つだけだと思っています」と言い、プロ入り後の目標については「個人的な欲を言えば、ずっと先発だったので、先発ができればいいと思う」とローテーション入りを挙げた。

 ドラフトは28日に迫る。昨年は西武雄星が日米20球団と面談した。斎藤は「早実、早稲田と王道を通ってきたアマチュア選手として、頑張っていきたい。6大学で30勝、300三振の実績を持って行ける。自信がなかったら、挑戦しようとは思わないです」と言った。各球団の考えを聞き、最善を尽くして天命を待つ。【前田祐輔】