<東都大学野球:中大5-2東洋大>◇第6週2日目◇15日◇神宮

 中大が東洋大に逆転勝ちし3回戦に持ち込んだ。1点を追う4回に4安打を集中、敵失も絡んで4点を奪った。その裏から救援した鍵谷陽平投手(2年=北海)が東洋大の追撃を許さなかった。ドラフト候補の沢村拓一投手(4年=佐野日大)に出番はなかった。

 2年生鍵谷の力投が東洋大からの勝利をもたらした。4回1死二塁のピンチで登場すると、残る5回2/3を被安打2で0封した。今季3勝目。防御率を0・87としてリーグトップに躍り出た。高橋善正監督(66)は「沢村より安心して見ていられる。変化球でストライクがとれるから」と絶賛。その鍵谷は「沢村さんに頼ってばかりはキツイ。(沢村の)最後のシーズンぐらいは手伝いたい」と話した。