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元巨人投手高橋善正氏が中大監督就任へ

 東都大学リーグ中大野球部の新監督に現コーチで元巨人の高橋良昌氏(63)が就任する方針であることが23日、明らかになった。高橋氏は東映、巨人でプロ通算60勝を挙げ、71年には完全試合を達成した右腕。年明けにも学校側と野球部側が契約内容等の詳細を話し合い、高橋氏に正式な監督要請を行う。チームは2部に低迷しており、完全男に05年秋以来の1部復帰を託す。

 東都大学リーグ1部優勝24回を誇る名門の再建が、高橋氏の手腕に託される。今秋まで指揮を執った清水達也監督(43)の任期は今年度で一区切りつく。複数の関係者によると、高橋氏の監督就任は決定的な状況だ。清水監督はコーチとしてサポートする見込み。8日に行った中大のOB総会でも、監督人事に対する話し合いが行われ、高橋氏擁立の意見で一致した。年明けにも学校側と野球部側が話し合い、高橋氏に正式な監督要請を行う。

 高橋氏は現役時代、数々の記録を残してきた。高知商から中大に進み、東都リーグ歴代4位タイの35勝(15敗)をマーク。66年の第2次ドラフト1位で東映に入団し、翌67年に15勝を挙げて新人王に輝いた。71年の西鉄戦では完全試合を達成。73年からは巨人に移籍し、プロ通算60勝(81敗)を誇る。引退後は巨人、中日、日本ハム、大洋の投手コーチを歴任した。今季はコーチとして、母校の指導に当たった。高橋氏は「まだ正式な話は何も受けていない」としている。

 中大は巨人阿部ら多数のプロ野球OBを輩出しているが「戦国東都」の中で近年は厳しい戦いが続いている。05年秋に亜大との入れ替え戦に敗れて2部に降格すると、それ以降1部昇格を逃し続けている。今年も春秋とも3位に終わり、チームの立て直しは急務だ。

 今季主力投手として活躍した美馬学投手(3年=藤代)山崎雄飛投手(1年=芝浦工大付)らは来季もチームに残る。下級生にも潜在能力の高い投手が多く、投手出身の高橋氏の指導で飛躍的な成長を遂げる可能性を秘める。来年1月中にも高橋監督就任が正式発表される見込みで「完全試合男」が名門再建に着手する。

[2007年12月24日9時24分 紙面から]

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