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佑ちゃん4冠&世界Vへナイター始動

今季の始動日の練習で激走する早大・斎藤(撮影・野上伸悟)
今季の始動日の練習で激走する早大・斎藤(撮影・野上伸悟)

 早大・斎藤佑樹投手(1年=早実)の2年目のシーズンがスタートした。東京6大学史上最多タイの4季連続優勝を目指す早大が20日、東京・東伏見の早大グラウンドで始動した。初日から練習予定を約2時間延長してナイター練習を敢行した。斎藤はブルペン入りはせずに“オレ流”調整で3季連続開幕投手を目指すことを誓った。6月には20歳になり大人の仲間入りを果たす。節目の1年で早大史上初の4冠、世界大学野球選手権初の金メダル獲得に向けて動きだした。

 斎藤が最後のランメニューを終えた午後5時40分すぎには、日はとっぷりと暮れていた。事前に広報された練習時間を約2時間延長し、内野にある2台の照明を初日から点灯した。100、200メートル、300メートル、400メートルと4本ダッシュを続けるリレーメニューに挑んだ外野付近はすでに真っ暗。初日からハードトレで体を絞り上げた。正月も実家周辺を走り込んできたが「やってはきてたけど、きつかったですね」と初練習を振り返った。

 昨年の斎藤のように、ユニホームに大きく名前を書いた初々しい新1年生が9人練習に参加した。確かな実績を残した先輩として、自信は揺るぎない。年末には初日からブルペン入りする考えを公言していたが、先輩投手が投げ込む中ノースロー。「いつでも投げられますが…いつかは決めてない。入りたくなったら入ります。この時期に焦っても仕方ない」と“オレ流”調整を貫く。今春は3季連続の開幕投手がかる。「もちろんそう」と4月12日予定(対東大)の開幕戦に自己流で照準を合わせる。

 6月6日には20歳の誕生日を迎える。「今まではどちらかというと子供に見られていましたが、大人としての1歩を踏み出す。20代最初の年を一生懸命やっていきたい」と話す。一世風靡(ふうび)した「ハンカチ王子」の呼び名については「やめてと言ったらやめてくれるんですか? …そうですね」と王子卒業を希望。早実時代に甲子園で3三振を奪った日本ハム中田の奔放な発言も「いいんじゃないですか。いいと思います」と寛容だった。

 今春早大が優勝すれば、東京6大学最多タイの4連覇になる。「日本のエース」として期待される7月の世界大学野球選手権(チェコ)では史上初の金メダル獲得を目指す。「選ばれたら世界大会がある。思い切りやりたい」と意欲を見せた。後輩ができたことで寮の電話当番、グラウンド整備など日々の雑用は減る。「何も分からない状況で1年やってきて、だいぶ慣れてきた。今年はいろいろなことに挑戦したい」。公私ともども、さらなる成長を誓った。【前田祐輔】

[2008年1月21日9時21分 紙面から]

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