広島赤松真人外野手(36)は、FA移籍した丸の人的補償で巨人から加入する長野に、一本取られたという。

米ロサンゼルスから突然、電話がかかってきた。「面識がないのに『長野です。今日(広島入りが)決まりました。体調大丈夫ですか』って。律義ですよね。絶対ほかの人にもかけていると思う」。時差を計算し、日本時間の夜に合わせる配慮もあったもようだ。

赤松は気配りのできる長野を、まとめ役として期待している。「長野が入れば石原さんの負担が減る。責任感が強くていろいろかぶってしまうので、新井さんが抜けて心配していた」。一方で、丸に代わる主力として「いろいろ背負いすぎないようにしてほしい」とも話す。

自らも08年、広島から阪神にFA移籍した新井貴浩の人的補償で広島入りした。人的補償コンビが手を携えてチームをもり立てる。【広島担当=村野森】


広島に移籍した長野久義(2018年5月14日撮影)
広島に移籍した長野久義(2018年5月14日撮影)