巨人対阪神 2回表を3者凡退に仕留めた高橋は笑顔でベンチに戻る(撮影・松本俊)
巨人対阪神 2回表を3者凡退に仕留めた高橋は笑顔でベンチに戻る(撮影・松本俊)

<巨人10-1阪神>◇4日◇東京ドーム

この日の運命を示していたかのように、高橋優貴投手、岡本和真内野手らの同級生会が開催された同じ店には先発マスクの炭谷銀仁朗捕手が、野上亮磨投手と食事中だった。

店の奥で岡本らが同級生会を開催中と知ると、店員に「会計はこっちに持ってきてください」と野上とおとこ気会計。先に帰るつもりだったが、岡本を先頭に5人からお礼された。「出世返しで頼むわ」とギャグで返したが、高橋がプロ初勝利、岡本からは2発で恩返しされた。

今季2度目のスタメンだった炭谷も、先輩の意地を示した。高橋を6回4安打1失点で好リード。打っては、移籍後初安打を含むマルチ安打で攻守に貢献した。「真っすぐはブルペンから強い球が来ていたし、堂々と投げていた。相手が阪神だったし、(西武時代にバッテリーを組んだ菊池)雄星の初登板を思い出した。日に日に成長していて、すげぇなと思います」とたたえた。【巨人担当 久保賢吾】

巨人対阪神 4回裏巨人1死、炭谷は中前打を放つ。投手浜地(撮影・山崎安昭)
巨人対阪神 4回裏巨人1死、炭谷は中前打を放つ。投手浜地(撮影・山崎安昭)