大学生のころ、「7月4日に生まれて」という映画を見て、男前のトム・クルーズが社会派映画に出るんやな、なんて思った記憶があるのですが、ご当地、大リーグでは現地時間の4日、星条旗をあしらったユニホームでプレーしたようですね。

 星条旗は、いろいろなところでデザインとして使われているし、特別感がないように見えてしまうんだけど、どうでしょうか。

 日本でも、大事な日に異例のユニホームを着るチームが表れました。

 広島は5日に、「原爆の日」の8月6日にマツダスタジアムで行われるゲームで、監督、コーチ、選手が全員、背番号「86」のユニホームを着用することを発表したのです。

 詳細は7月6日に発表されるようですが、一部テレビ報道で見たところ、背番号は「86」でその上、選手名のところに「HIROSHIMA」と入るようですね。

 言うまでもなく、戦後70年、慰霊の意を表し「8月6日」に対する思いを次世代に引き継ぐきっかけとするのが狙いということ。とても意義ある取り組みだと思います。

 そして、その日、広島と戦うのは現在、首位を走る阪神。広島もヤクルトに連勝し、借金1ながら阪神に1ゲーム差の3位と迫ってきました。1カ月後、どうなっているのか。もしかして、このまま首位攻防の熱い戦いになっていれば、ピースナイターが注目されるために、これ以上のことはありません。

 その意味でも夏本番、阪神、広島、両チームの奮闘に期待したいところです。