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NPBは日本での薬物使用を否定
米大リーグの薬物使用実態を調査した「ミッチェル・リポート」で日本球界に在籍経験のある外国人選手が公表されたことを受け、日本プロ野球組織(NPB)の根来泰周コミッショナー代行は14日、「うちの組織としては十分に監視が行き届いている」と話し、禁止薬物使用の可能性を全面的に否定した。
今回の報告書には約90人がリストアップされた。そのうち、ジェフ・ウィリアムス投手(阪神)や前西武のアレックス・カブレラ内野手ら約1割は、日本の球団に在籍経験があった。また、横浜が来季の新外国人として獲得を発表したばかりのラリー・ビグビー外野手も含まれていた。
チームの主力として活躍するアダム・リグス内野手(ヤクルト)とウィリアムスに関しては、NPBが実施した過去の抜き打ち検査で、すべて陰性反応を示した。阪神南信男球団社長は「彼を信じている」と話した。
また、西武で通算273本塁打し、今季限りで退団したカブレラについて、西武の前田康介球団本部長は在籍中の薬物使用の可能性を問われ「ないと思っている。今後、さかのぼって調査はしない」と困惑の表情を浮かべた。
[2007年12月15日2時39分]
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