史上5校目の夏春連覇を目指す大阪桐蔭が常総学院(茨城)を逆転で破り、準決勝進出を決めた。

 2-3で迎えた7回裏2死一塁から8番吉沢一翔内野手(2年)の右中間への適時二塁打で同点。続く9番田中誠也投手(3年)は遊撃正面へのゴロ。しかし雨で濡れ、荒れたグラウンドで右方向へややイレギュラー。遊撃手が後逸(失策)する間に吉沢が生還し逆転した。

 8回にも1点を加え、9回2死二、三塁のピンチをしのいで試合終了。夏春連覇へまた一歩前進した。

 西谷浩一監督は「苦しいゲームだったが粘り勝つことができた。大きな財産になる」と話した。