今秋のドラフト1位指名候補、大会NO・1右腕の県岐阜商・高橋純平投手(3年)が、終盤5失点で完敗を喫した。

 浦和学院(埼玉)相手に6回まで無失点も、7回に3連打で先制を許すと、その後も犠飛と適時打を浴びて3失点。8回にも先頭から連続二塁打を浴びるなどで2点を失った。最速は147キロ止まり。解禁したスプリットを含めた全球種で勝負したが、被安打11、奪った三振は5に終わり、強力打線の前に屈した。

 高橋は試合後「甲子園を楽しめた」と言い「相手打線が上でした。真っすぐも良かったけど三振が取れなかった。甲子園では通用しないことが分かったので、一からやり直して夏に甲子園に戻ってきたい」と笑顔を浮かべていた。味方打線が6回まで無安打に抑えられるなど援護もなかったが「ボクも0に抑えないといけなかった」と主将として敗戦の責任も感じていた。