日刊スポーツ記者が全国の有望選手にスポットを当てる「ピカイチ打者編」。

 静岡の主将、安本竜二内野手(3年)のバットと言動に注目だ。ファーストストライクから強く振る積極的なスタイルで高校通算本塁打は13本(6月27日時点)。センバツ後に遊撃から三塁に移った。速い打球にも体を投げ出し、強肩でアウトに仕留める。センバツでは多くの取材に心を乱される場面もあったが、最後の夏に向けて精神的にタフになるきっかけにもなった。力強い前向きな言葉で仲間を鼓舞する。