2年連続開幕試合を戦った仙台が7-3で宮城広瀬を下し、初戦突破した。1年生左腕・佐藤隼輔が、9回136球を投げて10安打3失点ながら9奪三振の好投を披露。今春入学したばかりのルーキーが、投げては初先発初完投で初勝利を挙げ、打っても5回表に右前2点適時打を放つなど大活躍した。

 開幕投手宣告は「10日前くらいに秋田遠征へ向かうバスが休憩に立ち寄ったパーキングエリアで突然でした」と言い、「その時は実感がなかったが、今日はさすがに心臓バクバクでした」と振り返った。チームの2年ぶり初戦突破と、石垣光朗監督(52)の仙台就任後初勝利もプレゼントする結果に佐藤隼は「先発を任せてもらい勝てて良かった。本当にうれしです」と笑顔で話した。