早実・清宮幸太郎内野手(1年)が、技ありの神宮初安打を放った。

 6回の第4打席。122キロの外角低めに落ちる変化球を右手一本でとらえ、中前に落とした。

 この日の準々決勝から西東京大会は舞台を八王子市民球場から神宮球場に移した。注目の怪物1年生の登場に、報道陣はこの夏最多の34社121人、1万3000人のファンが集まった。

 その中で第1打席は二ゴロ。第2打席は死球。第3打席は一ゴロ。第4打席で今夏4試合連続安打となる中前安打をマークしスタンドを沸かせた。第5打席はこの試合2個目の死球で3打数1安打2死球だった。

 神宮で初めてプレーしたことについて「小さいころから早大の試合を観に来ていた場所。いい財産になったと思います。きれいでしたね。打球が良く飛ぶなと思いました。昂ぶる物はありました。東京の高校球児の聖地ですから」と感想を話した。

 準決勝の相手は強敵の日大三。「相手は関係ないです。自分たちの野球をすれば負ける相手はいない」と強気だった。