早実・清宮幸太郎内野手(1年)が、今夏日本で初開催される第27回U18(18歳以下)ワールドカップ(W杯=8月28日から10日間、甲子園ほか)の日本代表入りへ前進した。

 第1条件とされていた甲子園出場をクリア。過去1年生ではPL学園(大阪)桑田真澄氏(47=元パイレーツ)が高校日本代表入りした例はあるが、同・清原和博氏(47=元オリックス)、星稜(石川)松井秀喜氏(41=元ヤンキース)ら歴代スラッガーは選出されていない。

 日本高野連・竹中雅彦事務局長は「1年生で、秋の大会も控えていることもあるし、求められるハードルは高いです。最強の20人を選ぶのが重要。同じ活躍なら3年生を選出します。ただ3年生を凌駕(りょうが)する活躍を見せてくれたら、選考委員の方も選ぶと思います」と、甲子園での活躍を条件にした。初優勝を目指す高校日本代表は、長距離砲の発掘が課題。「最強ジャパン」を編成する上で、清宮にも十分チャンスはありそうだ。