大体大浪商が、逆転して大産大付を1点差で振り切り、5年ぶりの決勝進出を果たした。

 2点を追う5回に2死一、二塁から素川集中堅手(3年)の中前打で1点を返し、なお2死二、三塁で岩崎将遊撃手(2年)が中前へ逆転2点打を放った。主将の津田椋哉二塁手(3年)は「先制されて、下を向きかけていたところを、あの回は気持ちを入れ直して攻撃に臨めました」と、振り返った。79年、牛島-香川のバッテリーを中心にして駒を進めた夏の甲子園以来、36年ぶり14度目の全国舞台へ、あと1勝とした。