日本高野連などは29日、大会創設100年の節目を迎える第97回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕・甲子園)の記念事業として、1915年の第1回大会に九州地区代表で出場した久留米商(福岡)に復刻ユニホームを贈呈した。

 甲子園での開会式で第1回に出場した10校の野球部員が復刻ユニホームを着て入場行進する。

 当時の記録誌などを参考にデザインを再現し、胸に「KURUME」とコマーシャルスクールを略した「CS」の文字が入る。復刻ユニホームを着た野球部3年の中島功仁郎主将は「今とは素材もデザインも違って伝統を感じる。久商の名に恥じないように堂々とした行進をしたい」と意気込んだ。

 第1回は全国中等学校優勝野球大会として実施し、出場した10校では初代王者に輝いた京都二中の流れをくむ鳥羽と早実(西東京)が今夏の地方大会を勝ち抜いた。