全国高校野球静岡大会を制した静岡が30日、甲子園メンバー18人を発表した。背番号16は内村杏輔外野手、同17には鈴木太郎外野手(ともに3年)となった。それ以外の番号変更はなし。3季連続甲子園出場決定から一夜明け、ナインはあらためて全国Vへの意識を高めた。

 11日間で6試合を戦った選手たちは同日午前、学校に集合した。安本竜二主将(3年)をはじめ、主力は「ぐっすり眠れました」と話した。昨年は初めての甲子園決定に興奮もあったが、3度目の聖地出場とあり、落ち着いた印象だった。

 安本 甲子園のことしか考えていない。選ばれた人しか行けないということは幸せだと思うし、あれだけの観客の中でできるのはそうそうないので。

 堀内謙伍(3年)も「疲れはありません」と話すなど、それぞれがリラックスした表情を見せていた。

 午後には静岡市、県庁を表敬訪問した。栗林俊輔監督(42)は「部訓にある甲子園優勝を目指して全力で戦ってきたい」と力強くあいさつし、安本主将も「1戦必勝で優勝を目指してきます」とチームの思いを代弁。昨夏1回戦、今春準々決勝で敗れた過去は日本一でぬぐい去るつもりだ。またチームは今日31日、大阪に出発する。【加納慎也】