日本高野連は7月31日、全国高校野球選手権大会(6日開幕、甲子園)に出場するスーパー1年生、清宮幸太郎内野手擁する早実(西東京)の甲子園滞在中の宿舎を、警備上の都合により変更すると発表した。

 甲子園まで徒歩約5分の兵庫・西宮市内のホテルから、バス移動となる尼崎市内の宿舎に変更する。

 開幕前の宿舎変更は同連盟初で、ラグビー・ヤマハ発動機の清宮克幸監督(48)を父に持つ注目スラッガーのために、関東第一(東東京)の宿舎と入れ替えた。早実は明日2日に大阪入り。翌3日に組み合わせ抽選会が行われる。

 スーパー1年生清宮擁する早実が甲子園出場を決めてから、日本高野連は、兵庫・西宮警察署、甲子園球場、主催の朝日新聞社と対応を協議してきた。同連盟・竹中雅彦事務局長は「清宮君がいますので、移動が徒歩になりますと、それを目当てにたくさんの方が集まって、雑踏事故につながりかねない」と説明した。