甲子園見学第2日は、午前7時30分から12校が15分ずつ行った。

 今回は例年の甲子園練習はなく、ボールが使えない。10年に史上6校目の春夏連覇を果たし、それ以来の夏の甲子園出場となった興南(沖縄)は、野手がタオルを利き腕に持ち、投手のシャドーピッチングのやり方で、内野ノックを受けているような動きを見せた。

 我喜屋優監督(65)は「ボールを忘れてきました。ノーエラーだったでしょう」と笑わせたが、練習方法の改革として取り入れているひとつのスタイルだという。終了後は、整地用のトンボがないため、次の高校のために、全員が手でグラウンドをならしていた。