仙台育英(宮城)のプロ注目打者、平沢大河内野手(3年=176センチ、76キロ、右投げ左打ち)が、特大の先制2ランを放った。

 1回1死二塁。真ん中やや外寄りの低め直球を豪快なスイングで捉えると、打球はバックスクリーン右横のスタンド中段付近に飛び込んだ。

 打った瞬間それと分かる完璧な本塁打。外野手もほとんど動けず、ぼう然と打球を見送るしかなかった。

 4回の第3打席では「中前二塁打」もマーク。二塁まで8秒16で到達し俊足もアピールした。

 宮城大会では17打数3安打、打率1割7分6厘と不振だったが、夏の甲子園初打席で完全復活を印象づけた。