東海大相模(神奈川)が45年ぶりの全国制覇へ向け快勝した。

 ドラフト1位候補の小笠原慎之介投手(3年)が9回1死から登板した。

 聖光学院・西山に対し初球から148キロの直球を投じて場内をわかせると、4球目に変化球を投じて二ゴロに打ち取った。続く笠原の4球目には最速を1キロ更新する151キロを出し、ネット裏に並んだスカウト陣をうならせた。先発した同じくドラフト候補の吉田凌投手(3年)が8回1/3を4安打1失点に抑え、2枚看板が仕事を果たした。

 小笠原は1年ぶりの甲子園のマウンドについて「戻ってきたな、という気がしました。次はもっと腕を振って投げたい」と次戦へ向けた。