野球の第27回U18(18歳以下)ワールドカップに出場した東北勢5人が、決勝から一夜明けた7日、日本代表の解団式に出席し、長い夏を終えた。

 佐藤世那(3年=仙台育英)は3戦に先発登板し、2勝を挙げ、最優秀先発投手に選ばれた。チームで最多の22回を投げ、実質エースとして2大会決勝進出の原動力となった。解団式では「優勝できず悔しく思います。この経験を、これからの人生に生かしていきたい」とあいさつした。決勝後にはあらためてプロ入りを宣言し、近日中にも志望届を出す予定だ。約2週間ぶりに仙台に戻ったが、今日8日から試験が始まるとあって表情は浮かなかった。「まったく勉強してないです。なんとかがんばります」と話した。